1型糖尿病というのは、まだはっきりした原因が分かっていませんが、ある時から膵臓のインスリン産生細胞が壊れていく病気です。
この壊れていく原因として、自己免疫機序が言われています。自分の免疫をつかさどる細胞(リンパ球など)が、どういう理由によるのかはっきり分かっていないのですが、自分の大事な膵臓のインスリン産生細胞を破壊していくのです。その結果、血液中のインスリンが不足しはじめ、絶対的に欠乏状態になると糖尿病性ケトアシドーシスという状態なります。
どんな病気でもそうですが、原因を「これ」と一つだけに特定するのはなかなか困難です。しかし糖尿病1型のかなり有力な原因というのは専門家などの間で一致していて、それに他の複雑な要素が絡み合った上で発病すると考えられています。
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IDDM、インスリン依存型糖尿病、あるいは小児糖尿病と呼ばれる糖尿病2型の原因は、いわゆる「生活習慣病」の一つとされる糖尿病2型とはまったく違うと言われています。けれど「生活習慣」が糖尿病1型にまったく影響を及ぼさないかと言えば、必ずしもそうではないかもしれません。
糖尿病1型の原因として有力視されているものの中に、ウイルス感染、免疫機能の異常、そして遺伝子と環境要因の結びつきといった要素があるからです。
遺伝子といっても両親より糖尿病1型を受け継ぐ「優性遺伝形式」はほとんど見られません。遺伝子と環境因子、ひいては環境因子の中に含まれる生活習慣と無縁ではないという点はここにあります。けれどもちろん糖尿病2型の原因となる生活習慣の乱れといったものとはかなり違いますが。
有力な説の一つとして「自己免疫」もあります。普通は体を守るために働くはずのリンパ球が、インスリン作っているをランゲルハンス島のベータ細胞を破壊するのです。