糖尿病治療は、食事と運動療法が基本となりますが、血糖値の管理は易しくなく、初期の段階を過ぎてしまうと薬物によるコントロールが必要になります。
もちろん、薬物療法に入ったからといっても、食事と運動により管理をおそろかにはできません。糖尿病の先にある恐ろしい合併症を回避するためには、この2つは欠かせないものです。
高い血糖値が続くと、糖尿病の三大合併症である神経障害、網膜症、腎症の危険が近づいてきます。最悪の場合、下肢切断、失明、人工透析などに進み、生活への大きな支障となります。
血糖値管理の薬は4種類の飲み薬とインスリン注射があります。作用する場所や特徴が異なるので、患者の進行度などによって使い分けられます。
低血糖は、どの血糖降下薬でも起こりえる副作用で、様々な要因で作用が強く出すぎた場合に起こります(とくにSU薬では注意が必要)。
症状としては脱力感、高度の空腹感、発汗、動機、手足の震え、頭痛、意識障害などが表れて、重症になると痙攣(けいれん)を起こすこともあります。
これらの症状が出た場合には、速やかにショ糖を摂取する必要があります。ただし併用薬にα-グルコシダーゼ阻害薬が含まれる場合には、ショ糖では分解が抑制されているため吸収が送れ、効果がありません。
そこでブトウ糖(グルコース)を摂取する必要があります。
とっさの時にはブトウ糖含有の多い清涼飲料などでもよいでしょう。またひどい場合に破棄を失ってしまうこともありますので、いざというときのために糖尿病の治療を受けていることを明示したカードなどを持ち歩くことも大事なことです。
また、平常時に血糖コントロールが良好でも、発熱や下痢、嘔吐、食欲不振時など具合が悪くなった場合(シックデイ)、血糖コントロールが急激に悪化する場合があります。
食事が取れなくても高血糖状態になったり、ケトアシドーシス昏睡や高血糖性高浸透圧性昏睡といった急性の重症合併症が起こることもありますので、自己判断で薬の服用を中断したりすると大変危険です。
具合が悪い場合はすぐに医療機関を受診する習慣をつけると同時に、日頃から主治医と体調変調時の薬の飲み方について、十分に相談しておくことが重要です。
副作用とは、薬を飲んだときに現れる本来の目的以外の作用のことです。
ちなみに、薬の作用の中で治療に必要な作用を主作用といいます。
糖尿病の薬物療法では、血糖値をコントロールするために、血糖値を下げる作用のある飲み薬やインスリン製剤の注射などを行います。
ただ、飲み薬やインスリン製剤にも、副作用があります。どのような副作用があるのか見ていきましょう。
糖尿病の人は肝臓が悪い人と同じように、あらゆるビタミンをたっぷりとるようにしたいものです。とくに重要なのがビタミンB1、B2、B6のB群とCとEです。ビタミンB1は糖分の代謝を助ける働きをしているビタミンです。
糖尿病の人は、血中に糖があふれている状態、つまり糖質をたくさんとったと同じ状態ですから、ビタミンB1をたっぷりとって糖質の代謝を高めてやる必要があるわけです。
一日の摂取量は五~一〇ミリグラムを目安にするといいでしょう。また、糖尿病にかかると脂質のコントロールもうまくできなくなり、血中のコレステロールが上がって高脂血症や動脈硬化になりやすくなります。
これを防ぐ意味でも、脂質の代謝を高める働きを持ったビタミン説を健康な人の約五倍の五~一〇ミリグラムとるようにするといいでしょう。
さらにビタミンB2は、ブドウ糖をグリコーゲンや中性脂肪に変えるインスリンを合成し分泌する能力を高める働きがあるので、糖尿病の人は積極的に摂りたいビタミンです。摂取量の目安は、B2やB2と同じ量をとるようにするといいでしょう。
これらのビタミンB群に加え、抗酸化作用を持ったビタミンEとCは糖尿病の合併症や高血圧、動脈硬化を防ぐ効果があることから、二日の摂取量もEなら五〇~一〇〇ミリグラム、Cなら三〇〇~五〇〇ミリグラムを目安にとりたいビタミンです。