糖尿病の人は肝臓が悪い人と同じように、あらゆるビタミンをたっぷりとるようにしたいものです。とくに重要なのがビタミンB1、B2、B6のB群とCとEです。ビタミンB1は糖分の代謝を助ける働きをしているビタミンです。
糖尿病の人は、血中に糖があふれている状態、つまり糖質をたくさんとったと同じ状態ですから、ビタミンB1をたっぷりとって糖質の代謝を高めてやる必要があるわけです。
一日の摂取量は五~一〇ミリグラムを目安にするといいでしょう。また、糖尿病にかかると脂質のコントロールもうまくできなくなり、血中のコレステロールが上がって高脂血症や動脈硬化になりやすくなります。
これを防ぐ意味でも、脂質の代謝を高める働きを持ったビタミン説を健康な人の約五倍の五~一〇ミリグラムとるようにするといいでしょう。
さらにビタミンB2は、ブドウ糖をグリコーゲンや中性脂肪に変えるインスリンを合成し分泌する能力を高める働きがあるので、糖尿病の人は積極的に摂りたいビタミンです。摂取量の目安は、B2やB2と同じ量をとるようにするといいでしょう。
これらのビタミンB群に加え、抗酸化作用を持ったビタミンEとCは糖尿病の合併症や高血圧、動脈硬化を防ぐ効果があることから、二日の摂取量もEなら五〇~一〇〇ミリグラム、Cなら三〇〇~五〇〇ミリグラムを目安にとりたいビタミンです。
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コエンザイムQ10
健康食品に詳しい人なら、コエンザイムQ10 という名前を一度は聞いたことがあると思います。脂質の抗酸化作用があり、細胞膜を酸化から保護しビタミンEを節約する効果があると言われています。
「活性酸素の増加を抑える」などと言われています。適度に摂取すればおそらく安全と思われているが、糖尿病治療薬との併用は薬の作用が強くなる可能性があるという報告があるので注意が必要です。すでに治療薬を服用している人は、糖尿病食に取り入れない方がいいです。
EPA
イワシなどの青魚の脂肪に含まれる必須脂肪酸のひとつ。「動脈硬化や脂質異常症などの予防や改善によい」などと言われています。 EPAを含んだ魚油には、血液が固まりにくくなり、出血が止まりにくくなる作用があります。まれに血糖値コントロールに影響を与えることがあると報告されています。
適度に利用すればおそらく安全と思われているが、すでに治療薬を服用している人が糖尿病食にということで、大量に摂取するのは危険かと思われます。
グルコサミン
糖の一種で、グルコースにアミノ基が付いたアミノ糖。「関節の動きをなめらかにする」とか「関節の痛みを改善する」などと言われています。
適度に摂取すればおそらく安全と思われているが、血糖値、血圧、血中コレステロール、中性脂肪値の上昇などの影響が報告されていますので、すでに糖尿病治療薬を服用している人や、脂質異常症などの患者は注意して利用することが必要かと思われます。
イチョウ葉
中国原産で日本でも栽培されている落葉高木で、「血液の流れを良くする」などとして古くから漢方として利用されています。
しかし血糖値を下げる作用を強めることがあるので、糖尿病治療で血糖値を下げる治療薬を服用している人は注意が必要です。品質が規格化されたイチョウ葉製剤は適切に使えばおそらく安全と思われているが、規格のない粗悪品も売られているので注意が必要です。
亜鉛
医薬品との相互作用が多く知られており、1型糖尿病の患者では糖尿病治療の指標であるHbA1c値が高くなる可能性と、血中hdlコレステロール値が低くなる可能性が指摘されています。hdlコレステロールは、低くなりすぎると冠動脈疾患発症のリスクが高まることがわかっています。