糖尿病治療に使用するインスリンは、一種類しかないわけではありません。インスリン注射にはいくつかの種類があります。それぞれのインスリン注射によって、作用発現までにどのくらいかかるか、また、その効果がどれくらい持続するかということが違っています。
インスリン注射といっても、なにか特別な役割があるというわけではなく、結局は健康な人と同じようにインスリンが働くことを目指しているのです。インスリン注射に種類がいくつかあるといってもどのように作用するかが違うのであって、目的は同じです。

インスリンの種類
インスリンの種類
超速効型インスリン製剤
超速効型インスリン製剤とは、効きめがあらわれるのがとても速いインスリン製剤です。このインスリン製剤を体内へ注射すると、数分以内に効果があらわれてきます。効果の持続時間は短く、だいたい3~5時間ぐらいです。ですので、超速効型インスリン製剤を注射するタイミングは、食前となります。
速効型インスリン製剤
速効型インスリン製剤とは、効きめがあらわれるのが速いインスリン製剤です。レギュラーと呼ばれます。このインスリン製剤を体内へ注射すると、30分ぐらいで効果があらわれてきます。ただ、効果の持続時間は比較的短く、だいたい6~8時間ぐらいです。
中間型インスリン製剤
中間型インスリン製剤は、体内へ注射すると、1時間半ぐらいで効果があらわれてきます。効果の持続時間は、だいたい18~24時間ぐらいです。
混合型インスリン製剤
混合型インスリン製剤とは、速効型と中間型を混ぜたタイプのインスリン製剤です。速効型の代わりに超速効型を混ぜたタイプのものもあります。体内へ注射すると、30分ぐらいで効果があらわれてきます。効果の持続時間は、だいたい18~24時間ぐらいです。つまり、効果があらわれるのが、速効型インスリン製剤と同じぐらいで、効果が持続する時間が中間型インスリン製剤と同じぐらいとなります。
持続型インスリン製剤
持続型インスリン製剤とは、効きめが出るのが遅いのですが、効果が長く続くタイプのインスリン製剤です。「遅効型インスリン製剤(ちこうがたいんすりんせいざい)」とも呼ばれます。体内へ注射すると、4時間ぐらいで効果があらわれてきます。効果の持続時間は、だいたい24~28時間ぐらいです。
時効型インスリン製剤
時効型インスリン製剤とは、効きめがでるのが持続型よりも早く、中間型と同じぐらいのインスリン製剤です。作用の持続時間は、1日1回の注射で約24時間、安定した効果が持続します。

