糖尿病と高血糖
高血糖の状態が長く続くと、糖尿病になりやすい状態と言えます。一般に、空腹時の血糖値が110mg/dl以上になると高血糖とされています。本来であれば、すい臓からインスリンが分泌されてコントロールされるのですが、インスリンの分泌量が減少したり効き目が悪くなったりすることで、数値が上昇してしまうのです。
最初のうちは自覚症状がほとんどないため、自分では気づけないことが多いのが特徴です。そのため、健康診断がきっかけになって発見されることも多くあります。初期に近いうちから見られる兆候としては、喉の渇きや空腹感が激しくなること、頻尿、皮膚の乾燥やかゆみ、体のだるさや疲れ、傷の直りが遅いといったことがあります。
高血糖を放置して糖尿病になると、様々な合併症によって、生活を破壊されてしまうこともあります。したがって、悪化してしまう前にコントロールしておく必要があります。
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高血糖
高血糖症などの生活習慣病はやめたくても治したくても現在の医学でも完治は難しい状況です。
実際には発症して、運動療法や食事療法で一時的に症状を改善することは可能ですが、3食すべて自家製のカロリー計算がなされた食事を食べるのも難しく、仕事に復帰して外食などを取っているうちに食事制限が疎かになってしまうことも多いです。結果として高血糖症の方の多くは期間が経てば症状が悪くなり、入院などすることになります。
療養生活が大変で続けにくいからといって破れかぶれになってしまってはまったく意味がありません。自分の体のことですし結果は自分の体に返ってきます。100点の生活は無理でも少しでも体に負担の少ない生活を心がけることにより、残りの一生のうちで病院に入院などする回数を1回でも2回でも減らすことが大切だと思います。
高血糖症になってしまったら健康体ではないので体に無理はさせられません。暴飲暴食はもちろん痩せるためとはいえ断食なども体に負担がかかるので無理です。運動は歩くだけでも効果があるので1駅遠くで降りるなどしてできるだけ歩くといいでしょう。
歩く時は足を痛めないために運動靴などのはき易くて歩き易い靴で歩きましょう。無理は禁物で、足やひざを痛めたら明日から歩きにいけません。何日も運動できないといきなりピンチです。
高血糖による昏睡
大別すると糖尿病性ケトアシドーシスと非ケトン性高浸透圧性昏睡があります。
糖尿病性ケトアシドーシス
1型糖尿病の患者さんに多く見られる急性合併症で、インスリン注射を減らしたり使用しなかったりすることで起こります。ブドウ糖をうまくエネルギーに変換できなくなった代わりに、脂肪を分解するようになるとケトン体という物質が生み出されます。血中にケトン体が増えるとケトアシドーシスという状態になり、放置すると昏睡だけではなく、死に至ることもあります。
ケトン体が増えると、通常は弱アルカリ性である血液が産生に傾きます。
非ケトン性高浸透圧性昏睡
2型糖尿病で高齢の方に多く見られます。高血糖になったことで脱水症状になり、血液が凝固して浸透圧が上昇、そして錯乱やけいれんといった症状が起こって、やがて昏睡という過程をたどることになります。
非ケトン性高浸透圧性昏睡の予防のためには、早めの水分補給が必要です。喉が渇いた時には水分を摂り、脱水症状に陥るのを防ぐようにしてください。
体は健康時に比べて免疫力(抵抗力)は確実に低下しています。
具合が悪いなど、体のどこかに違和感があれば早めに病院に行きましょう。おおげさだと笑われても取り返しのつかないことになるよりましです。高血糖症になってしまったら、無理はしない、できるだけ規則正しく生活することを心がけましょう。