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糖尿病の尿

一般的に、血糖値が160~180mg/dl以上になると、ブドウ糖を再吸収しきれず、尿中に糖が出るようになるといわれています。

しかし、尿糖がでること=糖尿病ではありません。糖尿病が尿糖の出る病気だと考えてしまうと、尿に糖が出なくなったら治るということになってしまいます。
糖尿病は血液中の糖(ブドウ糖)が正常以上に高くなる病気であって、その結果として尿に糖がでるわけです。

尿糖は、血糖が170mg/dl程度に上昇しなければ出ませんし、腎臓機能の低下している人の場合、それ以上に血糖値が上昇していても尿糖が出ない可能性もあるからです。腎臓のブドウ糖再吸収能力が弱くて尿中に糖が検出されるものは「腎性糖尿」と呼びます。

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糖尿病 尿の特徴

また糖尿病にかかると、尿の回数が増える傾向があります。一日に何度もトイレに行きたくなり、これは糖尿病の特徴的な症状といえます。普通、健康な人の尿の量は男性で1日1.5リットル、女性は1リットルですが、糖尿病の場合は2~4リットル以上になることもあります。

糖尿病の尿には下記のような特徴があります。少しでも該当するようなら、早めに検診するなどの注意が必要です。

● 尿の量が極端に多い。
● 尿の回数が増加する。
● 尿の色が薄く、ほとんど無色(尿の量が異常に多くなることで、色が薄く、無色に近い尿になります)

果実のような甘いにおいがある(かなり症状が進んだ人にみられます。代謝機能のトラブルから甘いにおいを放ちます。ただし、お酒を飲んだ後などに、一時的にこのようなにおいがすることもあります)

糖尿病性腎症とタンパク尿

高血糖により腎臓が悪くなると、初めてあらわれる症状はタンパク尿です。
普通、タンパク質は尿に出てくることがありませんが、高血糖により腎臓の機能に支障がでてくると、タンパクがでてしまうのです。

一般的に、糖尿病になってから 10年ぐらいたつと、タンパク尿がみられます。しかし、早期では尿にでてくるタンパク質はとても少ないので、普通の尿検査ではわからない場合がほとんどです。
つまり、初期状態では自覚症状がない、といえます。そして、タンパクが出てくるということはかなり腎症が進行しているといえます。
タンパク尿が出るほど進行しているということは、腎機能が低下しています。そしてそれを回復させることは困難です。

ただ、タンパク尿が出る前なら腎症の進行をくい止めることができます。ですから、早期の微量のタンパク質がでているかどうか調べることができる検査をします。それが、「尿中微量アルブミン検査」といいます。
「尿中微量アルブミン検査」は、微量のタンパク質、アルブミンが尿の中にあるかどうかを調べる検査です。アルブミンが出ていると、腎症の初期であることがわかります。
さらに、病気の進行程度により、糸球体のろ過の状態を見る検査や、血液中の老廃物を調べる検査なども定期的に行います。

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