日本人の糖尿病の約95%はインスリンが分泌されていても、うまくはたらかない「2型糖尿病」で、残り約5%がインスリンがほとんど分泌されない「1型糖尿病」です。
糖尿病の症状としてよくいわれるものに尿が多い(多尿)、のどかかわく(口渇)、水分を大量にとる(多飲)などがあります。また、食後眠たい、やたらとおなかがすいてよく食べる、疲れやすい、手足がしびれたり足がつったりするなどの症状もあげられます。
しかし、これらのほとんどはかなり進行してから現れる症状で、普通は発症から5~10年は自覚症状がありません。
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遺伝的体質
糖尿病の発病者の多くは、中高年の人です。若い人が全く発病しないものではなく、こちらは遺伝的なものが関係してきます。家族や親類に、糖尿病の人が多い家系ならば、若い人でも発病してしまいます。
数的には少ないものですが、若い頃から治療を続けなければいけないつらさがあります。
肥満体質
太っている人は、糖尿病になりやすいとされています。肥満は生活習慣病とも関係があり、見過ごせないものがあります。肥満になると糖尿病になるのは、太った体では上手にインスリンが運ばれていかないためです。
そして脂肪細胞からは、その働きを邪魔するものが多く分泌されています。食事の量が多いことも原因です。糖分が増えることになり、膵臓の働きも低下してきます。糖尿病と合併症が起きてしまうのです。
高血圧
高血圧の人で糖尿病を患っている人はとても多く見られます。高血圧から糖尿になる人、糖尿病から高血圧になる人、これはどちらも相互に関係すると言ってもいいでしょう。実際に、糖尿病患者の約半数は、高血圧も発症しています。
どちらの原因にもなっているのが、肥満です。血管と血液の状態を悪くする要因で、高血圧になりやすい身体になっています。そこから糖尿病になる危険性はとても高くなってしまうのです。
内臓脂肪型肥満や過食、運動不足が糖尿病を招く2型糖尿病では、多くの人にインスリン抵抗性がみとめられます。このタイプがメタボリックシンドロームです。
インスリン抵抗性は糖尿病の進行を左右する重要なファクターで、これを招くもとになるのが、加齢、肥満(とくに内臓脂肪型肥満)、過食、運動不足、妊娠・出産、慢性感染症、ストレスなどです。
遺伝的要素を変えることはできませんが、加齢以外の要素は自分の努力で取り除くことができます。メタボリックシンドロームの流れを意識して、現在の生活習慣をチェックしてみましょう。