糖尿病の薬物治療の際にインスリンという物質を使用します。インスリンは注射器で摂取する薬物です。そもそも糖尿病とは体内のインスリンが低下してくる病気です。
完治が困難とされる糖尿病1型の中心的治療はインスリン療法です。糖尿病1型の患者は普通常にインスリン注射を携帯し、習慣的に自己注射することになります。患者にとって負担の多い「注射」という形をとる理由は、インスリンの特質によるものです。インスリンは胃で破壊されるという性質があるため、経口では服用できないのです。ただ、試用ではありますが、経口などの剤形も新しくできています。インスリンを注射する部位は腕、もも、腹壁の皮下です。糖尿病1型患者の治療は、通常生涯インスリン注射を続けて糖尿病をコントロールするという方法になります。なおインスリン注射以外の治療方法として、インスリンポンプ使用という方法もあります。
糖尿病1型治療の選択肢としてすい臓移植という方法もあります。日本国内ではまだまだ移植例は少ないながら、その数は徐々に増えています。もともとインスリンが作られているのは膵臓にあるランゲルハンス島ですが、糖尿病1型はそこでインスリンが作られなくなるわけですから、膵臓移植がうまくいけばインスリン注射などからも解放されることになります。しかし移植が成功しても、その膵臓が生涯機能するわけではないなどの問題点も残されています。
いずれにしろ糖尿病1型の治療は血糖値の管理などを含めて厳格な日常生活が必要です。
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