糖尿病2型の治療の大原則は、薬物などが必要となる前に血糖値をコントロールすることです。薬物やインスリン注射などが必要となってからではなかなか状態の改善が難しくなります。糖尿病2型が軽症の時期であれば、日常生活の中で治療していくことが可能なのです。
糖尿病2型が軽症であれば、治療の基本は食事療法と運動療法になります。糖尿病2型治療としての食事療法の基本は摂取カロリーの適正化にあります。摂取カロリーの適正化は患者の病状、体重、仕事の内容などを踏まえた上で、医師による指示が出ます。一つの目安となるのが、総エネルギー量=標準体重×仕事別消費カロリー(標準体重1kgあたり)というラインです。糖尿病2型治療のカロリー計算に慣れるために、「糖尿病食事療法のための食品交換表」(文光堂)をいつもチェックするとよいでしょう。
糖尿病2型の治療は長期にわたるものです。それだけに「無理せずに続けられる」という要素も必要です。そのため運動療法としてウォーキングがよく推奨されます。血糖値を下げるため、食後1~2時間後に行うのが理想的で、1回に15分以上を1日に2回、1週間に3日以上が一つの目安とされています。しかし病状などによっては運動療法も控えなばならないケースも出てきます。食事療法・運動療法で血糖値がコントロールできない場合は、薬物療法に頼ることになります。
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